「XMのゼロ口座(Zero口座)って、どんな口座なの?」
「実際のところゼロ口座って使ったほうがいいの?」
「ゼロ口座の失敗しない使い方を知りたいな」
XMは、スタンダード口座・マイクロ口座の他に「XM Trading Zero口座(通称:ゼロ口座)」を用意しているのですが、そのメリット・デメリットを知らずに使い始めるのは危険です。
実際に私も、専業トレーダーになる前は目的もなくゼロ口座を使っていて、ボーナスや入金額をドブに捨ててしまった経験があります。
「何も知らずにゼロ口座を使うと、私のようにお金を無駄にしてしまうリスクがあります。」
そこでのこの記事では、これからXMを使い始めようと考えている方にもわかりやすいように、ゼロ口座のすべてを徹底解説していきます!
XMの3種類の口座タイプを一気に比較して見てみたいときは、下の記事を参考にしてみてください。おすすめの口座タイプや変更方法とあわせて紹介しています。
また、XMの口座開設方法と手順は下の記事で紹介しています。ゼロ口座を開設したい場合は参考にしてみてくださいね!
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XMのゼロ(Zero)口座の特徴とメリット
XM Trading Zero口座(ゼロ口座)は、おもにFXトレードの中~上級者向けにXMが用意している口座です。
まずはじめに、ゼロ口座の特徴と使うメリットを5つご紹介します!
- 他の口座タイプに比べてスプレッドがせまい
- 1ロット10万通貨・最大50ロットでトレードできる
- 口座開設ボーナス3,000円分がもらえる
- デモ口座で使い勝手を試すことができる
- 500円からトレードを始めることができる
それぞれ、順番に見ていきましょう。
他の口座タイプに比べてスプレッドがせまい
ゼロ口座の特徴とメリット、最初の1つ目は「他の口座タイプに比べてスプレッドがせまい」ことです!
XMで口座開設するときには、スタンダード口座・マイクロ口座・XM Trading Zero口座の3つのなかから口座タイプを選ぶことができます。
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | Zero口座 |
---|---|---|---|
1ロット | 10万通貨 | 1,000通貨 | 10万通貨 |
証拠金通貨 | JPY/USD/EUR | JPY/USD/EUR | JPY/USD/EUR |
最大レバレッジ | 888倍 | 888倍 | 500倍 |
スプレッド | 最低1pips | 最低1pips | 最低0pips |
取引手数料 | なし | なし | あり |
口座開設ボーナス | あり | あり | あり |
入金ボーナス | あり | あり | なし |
最低入金額 | 500円 | 500円 | 500円 |
このなかでゼロ口座は「ECN口座」とも呼ばれていて、間にFX業者をはさまずに直接と銀行とやり取りするためスプレッドがせまく、注文も早くて正確という特徴があります。
スタンダード口座やマイクロ口座とくらべてスプレッドがせまい分、利益が早く乗りやすいのもメリットの1つです。
とくに、細かい利益を積み重ねるスキャルピングトレーダーは、ゼロ口座を使ったほうが有利に取引することができますよ!
1ロット10万通貨・最大50ロットでトレードできる
ゼロ口座の特徴とメリット、2つ目は「1ロット10万通貨・最大50ロットでトレードできる」ことです!
ゼロ口座では、スタンダード口座と変わらない1ロット10万通貨という単位で取引することができます。
1ロット10万通貨とは
XMでは、1ロットでエントリーすると10万ドル分 (=約1,000万円)のポジションを持つことになる。
XMをはじめとした海外業者では、ベーシックな取引通貨単位。
為替レートが1pipsが変動するごとに、損益は1,000円上下する。
最大ロット数も50ロットで、大きなポジションを保有したいトレーダーにも対応しています。
ゼロ口座は「スタンダード口座と同じスペックで、スプレッドがせまい環境で取引できる」口座タイプですね!
口座開設ボーナス3,000円分がもらえる
ゼロ口座の特徴とメリット、3つ目は「口座開設ボーナス3,000円分がもらえる」ことです!
ほかの海外FX業者ではECN口座がボーナスの対象外になることが多いですが、XMはゼロ口座でも3,000円分の口座開設ボーナスを受け取ることができます。
- 口座開設ボーナスを使ってゼロ口座を試してみる
- 少ないロット数でゆっくり資金を増やす
- 大きなロット数で大きなリターンを狙う
ボーナスの使い方は人それぞれですが、もし0になってしまっても自分のお金ではないので痛みはありませんよね。
利益がでれば、もちろん自分の銀行口座に出金することができます。
ボーナスは一度しかもらえないので、最初からXMのゼロ口座を使おうと決めている人はノーリスクで試すことができますよ!
デモ口座で使い勝手を試すことができる
ゼロ口座の特徴とメリット、4つ目は「デモ口座で使い勝手を試せる」ことです!
XMでは、仮想のクレジットを使ってトレードの練習ができるデモ口座を開設可能です。
ゼロ口座もデモに対応しているため、リアルマネーを入金することなく使い勝手を試すことができます。
特に取引ツールであるMT4やMT5を使ったことがなければ、まずはデモ口座でトレードしてみることをおすすめしますよ!
500円からトレードを始めることができる
ゼロ口座の特徴とメリット、さいごの5つ目は「500円からトレードを始められる」ことです!
XMは、スタンダード口座・マイクロ口座・XM Trading Zero口座すべて共通で最低入金額は500円からと決まっています。
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | Zero口座 |
---|---|---|---|
最低入金額 | 500円 | 500円 | 500円 |
XMはレバレッジが高いこともあり、たった500円からでもゼロ口座を使って資金を増やすことができます。
なるべく自分のお金を入金しないで、トレーダーにとって有利な環境で取引できるのはゼロ口座の特徴ですよ!
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XMのゼロ(Zero)口座のデメリット
XMのゼロ口座のメリットをご紹介してきましたが、反対にデメリットもあります。
ゼロ口座のデメリット・短所は、下の5つです。
- 往復10ドルの取引手数料がかかる
- 最大レバレッジが500倍に制限される
- 入金ボーナスがもらえない
- XMポイントがもらえない
- 通貨ペア・銘柄数が少ない
それぞれ、順番に解説します!
往復10ドルの取引手数料がかかる
ゼロ口座のデメリット、最初の1つ目は「往復10ドルの取引手数料がかかる」ことです。
ゼロ口座のメリットで「スプレッドがせまい」ことをあげました。
一方で、ゼロ口座はその代わりに往復で1ロット (=10万通貨) あたり10ドルの取引手数料を支払う必要があります。
通貨ペア | 平均スプレッド (pips) | 取引手数料 (pips) | 実質スプレッド (pips) |
---|---|---|---|
USDJPY | 0.1 | 1.0 | 1.1 |
EURUSD | 0.1 | 1.0 | 1.1 |
EURJPY | 0.6 | 1.0 | 1.6 |
GBPUSD | 0.4 | 1.0 | 1.4 |
主要4通貨ペアの平均スプレッドに、1pips分の取引手数料を加えた実質スプレッドは上の表のとおりです。
ゼロ口座では、注文を出した瞬間に10ドル分の取引手数料が引かれるため、トレードの利益が最低でも11ドルを超えないと「手数料負け」してしまいます。
ゼロ口座で取引する際は、この取引手数料を考慮したうえで利益額と損失額を計算する必要がありますよ!
ゼロ口座の実質の取引コストは「スプレッド+取引手数料」ということですね。
最大レバレッジが500倍に制限される
ゼロ口座のデメリット、2つ目は「最大レバレッジが500倍に制限される」ことです。
XMは「最大レバレッジ888倍」が特徴の海外FX業者ですが、ゼロ口座のみ最大レバレッジは500倍に制限されています。
また、口座内の証拠金残高が増えれば増えるほど、最大レバレッジも低くなっていきます。
証拠金残高(1ドル=100円) | 最大レバレッジ |
---|---|
500~2,000,000円 | 500倍 |
2,000,001~10,000,000円 | 200倍 |
10,000,001円以上~ | 100倍 |
普通にトレードするなら、最大レバレッジは500倍もあれば十分です。
ただし、スプレッドがせまいECN口座を使ってもっと小額でトレードしたい方や、もっと高いレバレッジをかけてトレードしたい方にとっては物足りないかもしれません。
そのような場合は、ECN口座でも最大レバッジ999倍でトレードできる「BigBoss」のような海外FX口座の利用をおすすめしますよ!
入金ボーナスがもらえない
ゼロ口座のデメリット、3つ目は「入金ボーナスがもらえない」ことです。
XMのスタンダード口座とマイクロ口座では、最大で50万円分の入金ボーナスを受け取ることができます。
一方で、ゼロ口座は入金ボーナスの対象外となっています。
ゼロ口座でトレードする場合は全額自己資金となるので、特にXMを初めて使う方にとってはすこしハードルが高いでしょう。
XMポイントがもらえない
ゼロ口座のデメリット、4つ目は「XMポイントがもらえない」ことです。
XMポイントとは、誰でも自動で参加できるXMのロイヤルティプログラムで貯まるポイントです。
このXMポイントはトレードするごとに貯まり、証拠金として使えるボーナスや出金可能な現金と交換できます。
一方で、ゼロ口座でいくら取引してもXMポイントは貯まりません。
ゼロ口座は、XMのロイヤルティプログラムの対象外となっているからです。
もしトレードしながらボーナスや現金のキャッシュバックを受けたい方は、ゼロ口座以外の口座タイプを利用する必要があります。
なお、XMポイント(XMP)については下の記事で解説しているので参考にしてください。
通貨ペア・銘柄数が少ない
ゼロ口座のデメリット、さいごの5つ目は「取引できる通貨ペア・銘柄数が少ない」ことです。
スタンダード口座とマイクロ口座は、合計98の通貨ペアとCFD商品をトレードできます。
一方で、ゼロ口座は取引商品が56通貨ペアと2つの貴金属(ゴールドとシルバー)のみに制限されています。
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|
通貨ペア | 57ペア | 57ペア | 56ペア (USD/CNH以外) |
CFD商品 | 37銘柄 | 37銘柄 | 0銘柄 (非対応) |
貴金属 | 4銘柄 | 4銘柄 | 2銘柄 (ゴールド+シルバー) |
ゼロ口座では、たとえば株価指数や原油などのCFD取引ができません。
もしCFD取引もしたい場合は、スタンダード口座・マイクロ口座のどちらかを利用する必要がありますよ!
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XMのゼロ(Zero)口座のスプレッド・手数料一覧
XMのゼロ口座のスプレッドと手数料を一覧で見てみましょう。
また、ゼロ口座のスプレッドはせまいのか広いのか、他社とも比較してみますね!
- ゼロ口座のスプレッド/・手数料一覧
- ゼロ口座のスプレット・手数料を他社と比較
それぞれ順番にご紹介します。
ゼロ口座の実質スプレッド・手数料一覧
まずはゼロ口座のスプレッドと取引手数料を、下の表のように一覧でまとめました!
なお、10ドル分の取引手数料を加えた「実質スプレッド」が、ゼロ口座本来のスプレッドと考えて問題ありません。
通貨ペア | 平均スプレッド (pips) | 取引手数料 (pips) | 実質スプレッド (pips) |
---|---|---|---|
AUDCAD | 1 | 1 | 2 |
AUDCHF | 1.1 | 1 | 2.1 |
AUDJPY | 1.2 | 1 | 2.2 |
AUDNZD | 1.7 | 1 | 2.7 |
AUDUSD | 0.4 | 1 | 1.4 |
CADCHF | 1.9 | 1 | 2.9 |
CADJPY | 1.4 | 1 | 2.4 |
CHFJPY | 1.1 | 1 | 2.1 |
CHFSGD | 23.5 | 1 | 24.5 |
EURAUD | 0.9 | 1 | 1.9 |
EURCAD | 0.9 | 1 | 1.9 |
EURCHF | 0.9 | 1 | 1.9 |
EURDKK | 21.5 | 1 | 22.5 |
EURGBP | 0.3 | 1 | 1.3 |
EURHKD | 20 | 1 | 21 |
EURHUF | 49 | 1 | 50 |
EURJPY | 0.6 | 1 | 1.6 |
EURNOK | 116 | 1 | 117 |
EURNZD | 2.7 | 1 | 3.7 |
EURPLN | 50 | 1 | 51 |
EURRUB | 364 | 1 | 365 |
EURSEK | 76 | 1 | 77 |
EURSGD | 9 | 1 | 10 |
EURTRY | 170 | 1 | 171 |
EURUSD | 0.1 | 1 | 1.1 |
EURZAR | 201 | 1 | 202 |
GBPAUD | 2 | 1 | 3 |
GBPCAD | 2.2 | 1 | 3.2 |
GBPCHF | 2 | 1 | 3 |
GBPDKK | 88.5 | 1 | 89.5 |
GBPJPY | 1.2 | 1 | 2.2 |
GBPNOK | 173 | 1 | 174 |
GBPNZD | 3.6 | 1 | 4.6 |
GBPSEK | 105 | 1 | 106 |
GBPSGD | 14 | 1 | 15 |
GBPUSD | 0.3 | 1 | 1.3 |
NZDCAD | 1.9 | 1 | 2.9 |
NZDCHF | 2.7 | 1 | 3.7 |
NZDJPY | 2 | 1 | 3 |
NZDSGD | 20 | 1 | 21 |
NZDUSD | 1 | 1 | 2 |
SGDJPY | 14.3 | 1 | 15.3 |
USDCAD | 0.5 | 1 | 1.5 |
USDCHF | 0.4 | 1 | 1.4 |
USDDKK | 12 | 1 | 13 |
USDHKD | 1.3 | 1 | 2.3 |
USDHUF | 40 | 1 | 41 |
USDJPY | 0.1 | 1 | 1.1 |
USDMXN | 166 | 1 | 167 |
USDNOK | 96 | 1 | 97 |
USDPLN | 31.9 | 1 | 32.9 |
USDRUB | 306 | 1 | 307 |
USDSEK | 65 | 1 | 66 |
USDSGD | 15 | 1 | 16 |
USDTRY | 210 | 1 | 211 |
USDZAR | 11.7 | 1 | 12.7 |
GOLD | 2.1 | 1 | 3.1 |
SILVER | 0.2 | 1 | 1.2 |
XMのゼロ口座でトレードできる全58通貨ペアのスプレッド一覧は、上記のとおりです。
ただ、これだけを見てもゼロ口座のスプレッドがせまいの広いのか分かりませんよね。
次に、このスプレッドと手数料を他社と比較してみましょう!
ゼロ口座のスプレット・手数料を他社と比較
今回は、XMを含めた海外FX業者12社のECN口座の平均スプレッドを調査してきました。
取引手数料も含めた主要3通貨ペアのスプレッドは、下の表のとおりです!
業者 | 手数料 | USDJPY | EURJPY | EURUSD |
XM Trading | $10 | 1.1 | 1.6 | 1.1 |
AXIORY | $6 | 0.9 | 0.9 | 0.8 |
Big Boss | $5 | 1.0 | 1.4 | 1.3 |
Titan FX | $7 | 1.0 | 1.4 | 0.9 |
IS6FX | 無料 | 0.8 | 1.1 | 0.7 |
Gemforex | 無料 | 0.3 | 0.5 | 0.3 |
EXNESS | $7 | 1.4 | 1.9 | 1.4 |
Trade View | $5 | 0.8 | 0.9 | 0.6 |
Milton Markets | $8 | 0.9 | 1.1 | 1.0 |
Land FX | $7 | 1.0 | 1.2 | 1.1 |
FX GT | $10 | 1.3 | 1.7 | 1.3 |
Hot Forex | $6 | 0.8 | 1.4 | 0.7 |
平均値 | – | 0.94 | 1.26 | 0.93 |
結論、XMのゼロ口座の実質スプレッドは、主要3通貨ペアのどれをとっても平均値より広いという結果になりました。
特に、スプレッドのせまさをウリにしているGemforexやAXYORYといった海外FX業者のECN口座には、大きくを差をつけられていることがわかりますね。
ゼロ口座のスプレッドは「スタンダード口座やマイクロ口座と比べればせまい」ですが、他社と比べると劣っていると言わざるをえません。
「XMの特徴は高い信頼性とボーナスなので、このスプレッドの広さは仕方ないとも言えます。」
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XMのゼロ(Zero)口座の注意点
実際にXMのゼロ口座を使う際の注意点を解説します。
ゼロ口座でトレードする前に、下の5つについてしっかり頭に入れておきましょう!
- スキャルピングトレードには向かない
- 資金移動するとボーナスが消滅する
- 基軸通貨によって取引手数料の計算方法が変わる
- 取引手数料は経費にならない
- 取引ツール上のシンボル表記が異なる
それぞれ、順番にご紹介します。
スキャルピングトレードには向かない
ゼロ口座の注意点、最初の1つ目は「スキャルピングトレードには向かない」ことです。
短い時間に何度も取引して利益を積み重ねていくスキャルピングトレードでは、スプレッドのせまさが非常に重要になってきます。
なぜなら取引回数が多いので、スプレッドが広いと手数料負けしてしまうからです。
その点、XMのゼロ口座のスプレッドは決してせまいとは言えず、スキャルピングトレードをするならおすすめはできません。
- ThreeTrader:海外FX業者のなかで断トツでスプレッドが狭い。
- Exness:業界最狭クラスのスプレッドと無制限のレバレッジが特徴。
- AXIORY:スプレッドの狭さはもちろん、高い約定力を兼ね備えたブローカー。
もしスキャルピングトレードをやるなら、上記の海外FX業者のなかから選びましょう。
なお、デイトレードやスイングトレードに取り組むなら、XMのゼロ口座で十分ですよ!
他のWebサイトを見てみると「ゼロ口座はスキャルピングにおすすめ!」と書かれていることが多いですが、あなたの大切な資金を守るためにも、私は「おすすめできない」と本音を伝えておきます。
資金移動するとボーナスが消滅する
ゼロ口座の注意点、2つ目は「資金移動するとボーナスが消滅する」ことです。
スタンダード口座とマイクロ口座はボーナスの対象となっているので、たとえばスタンダード口座Aからスタンダード口座Bに資金移動すると、ボーナスも同じ割合だけ移動します。
一方で、ボーナスの対象であるスタンダード口座からボーナス対象外のゼロ口座に資金移動すると、ボーナスは消滅してしまいます。
資金移動をする際は、うっかりゼロ口座に送金してボーナスがリセットされないよう、十分注意しましょうね!
基軸通貨によって取引手数料の計算方法が変わる
ゼロ口座の注意点、3つ目は「基軸通貨によって取引手数料の計算方法が変わる」ことです。
ゼロ口座は1ロット (=10万通貨)の取引につき、発注で5ドル・決済で5ドルの往復10ドルが手数料として発生します。
この取引手数料について、ドルが基軸通貨の通貨ペアを取引するときとドル以外が基軸通貨の通貨ペアを取引するときとで、計算方法が変わります。
ちなみに「基軸通貨」とは、通貨ペアを見たときに左側にある通貨のことで、FXでは「基軸通貨」を売買します。
たとえば「ゼロ口座を使い1ロットでEURUSDを買いでエントリーする」ということは「基軸通貨であるEUR (ユーロ) を10万通貨分買う」と同じ意味になります。
基軸通貨別の手数料の計算方法は、下のとおりです。
- ドルが基軸通貨の場合の手数料計算 (例:ドル円の取引)
- ゼロ口座でUSDJPY (ドル円) を3ロット、買いでエントリーしたとします。
ポジション量は3ロット=30万通貨 (30万ドル)です。
取引手数料は10万ドルごとに片道5ドルなので、
(30万ドル÷10万ドル)×5ドルで15ドルの取引手数料が発生します。
また、決済時も同じように15ドルの手数料がかかります。
よって、取引手数料は往復 (発注+決済) で合計30ドルになります。 - ドル以外が基軸通貨の場合の手数料計算 (例:ユーロドルの取引)
- ゼロ口座でEURUSD (ユーロドル)を2ロット、売りでエントリーしたとします。
ポジション量は2ロット=20万通貨 (20万ユーロ)で、
EURUSDのレートが仮に1ユーロ=1.2ドルだとすると、
20万ユーロは20万×1.2で24万ドルになります。
10万ドルごとに片道5ドルの手数料がかかるので、24万ドルの発注には
(24万ドル÷10万ドル)×片道5ドルで12ドルの手数料がかかります。
よって、取引手数料は往復(発注と決済)で合計24ドルになります。
上記のようになります。
つまり、ドル以外が基軸通貨の場合は、太字のように「一度基軸通貨のポジション量をドルに変換してから手数料を計算する必要がある」ということになります。
ドルが基軸通貨の場合は手数料計算が楽ですが、それ以外の場合はすこし難しくなるので注意が必要です。
「手数料の計算方法まで詳しく覚える必要はないので、取引手数料ってこうやって計算されてるんだな、くらいで」
取引手数料は経費にならない
ゼロ口座の注意点、4つ目は「取引手数料は経費にならない」ことです。
1ロット (10万通貨)の取引ごとにかかる10ドルの手数料が、確定申告時に経費になるという記事を見たことがあるかもしれません。
しかし、残念ながらゼロ口座の取引手数料は経費にはならないので注意が必要です。
- MT4を使う場合、取引手数料は発注時に往復分 (発注と決済)がまとめて口座から差し引かれる。
- MT5を使う場合、取引手数料は発注時と決済時にそれぞれ口座から差し引かれる。
MT4でもMT5でも、決済が終わった時点ではもうすでに取引手数料は引き落とされています。
つまり、MT4やMT5を使った取引で発生した損益は、すでに取引手数料が引かれた後の数値になっているということです。
利益額の計算方法
たとえばMT4は、一番下の「ターミナル」から「口座履歴」を見れば、一定期間内の損益額を確認することができます。
利益が出ていると仮定したときに、その場合の利益額の計算方法は下のとおりです。
つまり、取引手数料が引かれたあとの利益が「損益」に表示されているということです。
そのため、すでに引かれている取引手数料を再度経費として申告することはできません。
経費の二重計上に注意
例として、ゼロ口座を使ってMT4で取引し、口座履歴を見ると「損益」が100万円の利益になっていたとしましょう。
取引手数料は、仮に合計で20万円だったとします。
この取引手数料を経費とする場合、何が起こるのでしょうか?
「損益」の100万円からは、すでに20万円の取引手数料が引かれて表示されています。
それにも関わらず、100万円の利益額からさらに取引手数料20万円を差し引くと、経費の二重計上として「虚偽申告」「脱税」に当てはまってしまいます。
「取引手数料は経費として申告できる」と書かれている記事も多いので、確定申告をされる際は十分にご注意ください。
経費として申告できるもの
ゼロ口座を使ったトレードで利益がでたとき、取引手数料は経費になりません。
一方で、下記のような費用は「経費」として申告することができます。
- トレード用のパソコンの購入費用
- トレードの勉強のために買った書籍代
- トレードの勉強会やセミナーの参加費
- Wi-Fiなどのネット通信費
節税をしたい場合は、このようなトレードに関わることで支払った費用を経費とし、MT4やMT5の損益から差し引いて確定申告をしましょう!
取引ツール上のシンボル表記が異なる
ゼロ口座の注意点、さいごの5つ目は「取引ツール上のシンボル表記が異なる」ことです。
シンボルとは通貨ペアのことで、ゼロ口座ではMT4やMT5の「気配値」に表示される通貨ペアの末尾に「.」(ドット)がつきます。
たとえば上の写真は、ゼロ口座にログインしてMT4を開いたときの気配値の表示です。
「USDJPY.」というように末尾にドットマークがついており、ゼロ口座で取引できるのはこのシンボル表記のみとなります。
なお、口座タイプ別のシンボル表記の例は、下のとおりです。
口座タイプ | スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|
例:ドル円の表記 (USDJPY) | USDJPY | USDJPYmicro | USDPJPY. |
MT4やMT5の「気配値」で文字がうすくなっていたり、末尾に「micro」とついていたりする通貨ペアはゼロ口座で取引できないのでご注意ください。
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XMのゼロ(Zero)口座を使うべき人
ここまで、XMのゼロ口座の特徴やメリット・デメリット、注意点を解説してきました。
ここまでの内容を踏まえたうえで、どんな人にゼロ口座をおすすめできるのかご紹介していきます!
- 信頼できる海外FX業者のECN口座でトレードしたい人
- 最終的なコストが安い口座タイプを使いたい人
- 約定力の高い口座を使いたい人
- 小額でECN口座を試してみたい人
それぞれ、順番に解説します。
信頼できる海外FX業者のECN口座でトレードしたい人
まず最初にXMのゼロ口座をおすすめするのは「信頼できる海外FX業者のECN口座でトレードしたい人」です!
スプレッドがせまいECN口座はほとんどの海外FX業者で使うことができますが、やはり信頼性や安全性はXMがナンバーワンです。
- 入金や出金の早さ
- 約定の正確さやスピード
- 日本語サポートの充実さ
どれをとってもXMに勝る海外FX業者はありません。
また、クレームやトラブルの噂も聞いたことがないです。
「これからECN口座を使っていきたいとは思っているけど、他の海外FX業者を使うのはちょっと怖いし心配だな…」
特に上記のように考えている方は、まずXMのゼロ口座から使い始めてみることをおすすめしますよ!
最終的なコストが安い口座タイプを使いたい人
続いてXMのゼロ口座をおすすめするのは「最終的なコストが安い口座タイプを使いたい人」です!
XMをメインで使っていきたい方にとって、特に悩むのは「スタンダード口座とゼロ口座のどちらを使うべきか?」だと思います。
結論、「取引コスト」に重きを置いているならゼロ口座を選ぶことをおすすめします。
通貨ペア | スタンダード口座 (pips) | ゼロ口座 (手数料込み/pips) |
---|---|---|
USDJPY | 1.6 | 1.1 |
EURUSD | 1.7 | 1.1 |
EURJPY | 2.3 | 1.6 |
GBPUSD | 2.2 | 1.4 |
主要4通貨ペアの平均スプレッドをまとめたのが、上の表になります。なお、ゼロ口座のスプレッドには10ドル分の取引手数料が含まれています。
この表から分かるとおり、10ドルの取引手数料を含めてもゼロ口座のほうが取引コストは安く済みます。
「別にボーナスは必要ない!」
「一回スタンダード口座を使ってみたけど、スプレッドの広さが気になる…」
「とりあえず今後もXMを使っていく予定だけど、取引コストはなるべく安い口座タイプを使いたいな」
上記のように考えている方にはゼロ口座をおすすめしますよ!
口座開設ボーナスでECN口座を試してみたい人
続いてXMのゼロ口座をおすすめするのは「口座開設ボーナスでECN口座を試してみたい人」です!
海外FX業者にしてはめずらしく、XMはECN口座であるゼロ口座でも口座開設ボーナスをもらうことができます。
3,000円分の口座開設ボーナスを使えば、ノーリスクでゼロ口座を使った取引を試すことができ、自分のお金を入金する必要もありません。
「ECN口座に興味あるけど、自分のお金を使ってまで試してみる余裕はないな…」
こんな考えを持っている方は、まず口座開設ボーナスを使ってXMのゼロ口座を試してみることをおすすめしますよ!
小額でECN口座を試してみたい人
さいごにXMのゼロ口座をおすすめするのは「小額でECN口座を試してみたい人」です!
XMは、スタンダード口座・マイクロ口座・ゼロ口座のどれも最低入金額は500円です。
つまり、すでにスタンダード口座やマイクロ口座を開設してボーナスをもらっている方でも、500円あればゼロ口座を試しに使うことができるということです。
もしゼロ口座が気になっていて、500円なら出せるという方はゼロ口座を使ってみることをおすすめしますよ!
「スタンダード口座やマイクロ口座の利益を、ゼロ口座に資金移動して使ってみるというのもありですね。ただし、ゼロ口座に資金移動する際はスタンダード口座やマイクロ口座に反映されているボーナスが消滅してしまうので、ご注意ください!」
XMのゼロ口座を開設する手順
XMのゼロ口座を開設する手順を、簡単に解説しておきますね!
ゼロ口座を開設するには、まずXMの新規口座開設ページをひらきます。
ページをひらいたら、上からお名前や居住国を記入・選択します。
下にスクロールダウンしていくと「取引口座詳細」の「口座タイプ」を選択できるタブがあります。
3つの口座タイプから選べるようになっているので、「XMTraidng Zero (1 lot=100,000)」を選択しましょう。
あとはこのまま口座開設手続きを進めれば、ゼロ口座を開設することができますよ!
もし口座開設手順に不安がある方は、下の記事を参考にしてみてください。
また、すでにXMの口座を持っている方は、今の口座に加えてゼロ口座を追加で開設することができます。
追加口座の開設方法は、下の記事を参考にしてみてくださいね!
XMのゼロ(Zero)口座に関するよくある質問
XMのゼロ(Zero)口座に関するよくある質問と回答をまとめておきます。
ゼロ口座について、不明点や疑問点があったら参考にしてみてくださいね!
XMのゼロ口座もTariTaliで口座開設できる?
XMのゼロ口座も、TariTariで口座開設することはできます。
なお、TariTari(タリタリ)とは、サイト経由で口座開設するとキャッシュバックがもらえるサービスです。
お得に取引できるという特徴はありますが、3,000円分の口座開設ボーナスはもらえないので注意が必要です。
XMのゼロ口座でもゴールドは取引できる?
ゼロ口座でもゴールド(金・GOLD)は取引できます。
ゼロ口座で取引できないのは、主に株式指数などのCFD銘柄です。
XMのゼロ口座のゴールドの手数料は?
XMのゼロ口座でゴールドを取引するとき、手数料は往復10ドル分(=1pips)となります。
スプレッドと合わせたゴールドの「実質スプレッド」は3.1pipsとなっています。
ゼロ口座も追証はない?
XMは、すべての口座タイプでゼロカットシステムを採用しています。
そのため、ゼロ口座も追証はありません。
XMのゼロ口座の最低入金額は?
XMはどの口座タイプも最低入金額は5ドル相当(約500円)です。
そのため、ゼロ口座の最低入金額も同じ5ドル相当となります。
XMのゼロ口座はデモ取引もできる?
XMのデモ口座開設ページから、ゼロ口座も作ることができます。
「口座タイプ」で「XMTrading Zero」を選択しましょう!
XMのゼロ口座とスタンダード口座はどちらがおすすめ?
結論、最初はスタンダード口座でトレードし、ある程度使い方に慣れて利益も出るようになったらゼロ口座に乗り換えるのがおすすめです。
ゼロ口座は、3,000円分の口座開設ボーナスを除いたすべてのキャンペーンが対象外です。
まずはスタンダード口座で自己資金をなるべく使わずにトレードし、自信がついたらゼロ口座を使いうようにしましょう。
XMのゼロ口座の手数料計算はどうやる?
ゼロ口座の取引手数料は、往復1ロットの取引ごとに10ドルかかります。
10ドルというのは、pipsに直すと「1pips」です。つまり、往復1ロットの取引ごとに1pipsが加算される計算です。
ゼロ口座のスプレッドは、ホームページやMT4・MT5から確認することができます。ゼロ口座の手数料を計算したいときは、スプレッドに1pipsを足してあげると求めることができますよ!
ゼロ口座の一問一答
【まとめ】XMのゼロ(Zero)口座を徹底解説
XMのゼロ口座を徹底解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
XMが提供している3つの口座タイプのなかでは、もっとも取引コストをおさえてトレードできるがゼロ口座です。
3,000円分口座開設ボーナスも受け取ることができるので、まだ口座を持っていない方はぜひ一度体験してみてくださいね!
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それでは、今回の内容をあらためてまとめておきます。
- ゼロ口座は、スタンダード口座やマイクロ口座と比べてスプレッドがせまい環境でトレードできる。
- スプレッドはせまいが、1ロット (10万通貨) あたり10ドルの取引手数料がかかる。
- ゼロ口座を開設すると、3,000円分の口座開設ボーナスを受け取ることができる。
- 最大レバレッジは500倍で、入金ボーナスは対象外。
- ゼロ口座のスプレッドは他社と比較するとせまいとは言えず、スキャルピングトレードにもあまり向いていない。
当サイトでは、海外FX口座の人気ナンバーワンであるXM Tradingについて、様々なテーマでまとめています。
より詳しい使い方を知りたい方は、ぜひ下の関連記事を参考にしてみてください。
それでは、今回は以上です!
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