【体験談】海外在住者のFXと税金について解説【節税方法あり】

悩んでいる人

「海外に住んでいます。FXで出た利益に税金はかかるのでしょうか? また、利益に対してどのくらい税金がかかるのでしょうか?どのように納税したら良いのでしょうか?」

こういった疑問を解決します。

この記事は「海外在住でFXをしているんだけど、利益がでたら税金ってどうすればいいの…」という方向けです。

実際に私も、タイに3年間住んでいたときに「XM Trading」という有名な海外FX業者を使ってFXをやっていたのですが、「利益がでたらどこでどうやって納税したらいいんだろう?」と疑問に思っていた経験があります。

そんな私が、実体験も交えながら「海外在住者のFXと税金」について解説していきます!

この記事の内容

・海外在住者に適用される税制について解説

・海外在住者の節税方法をご紹介

✅この記事を書いている人

私はタイに3年間駐在した経験があり、この駐在期間中にFXを始めました。

現在は株式投資とFXで、合わせて1,000万円程を運用しています。

本記事を読むことで、海外在住でFXをやっている場合の税金の仕組みについて理解できるようになります。

それでは始めましょう!

目次

海外在住者のFXと税金

どの国にいるかに関わらず、FXで利益が出た場合は基本的に税金を支払わなければなりません。

今回は、下の2つのパターンに分けます。

  1. 日本の証券会社のFX口座を利用している場合
  2. 海外の証券会社のFX口座を利用している場合

それぞれ、順番に解説していきますね。

① 日本の証券会社のFX口座を利用している場合

まずは日本の証券会社のFX口座を利用し、利益が発生した場合について解説します。

日本で住民票を抜き、海外に住所・仕事がある人のことを日本の『非居住者』と呼んでいます。

非居住者が日本の証券口座を利用しFXで利益が出た場合、たとえ海外にいてもこれは『日本国内で発生した所得』とみなされます。

これは税法上のルールとして決まっています。

日本の証券会社のFX口座を利用している場合の税率

日本在住者が日本のFX口座で取引する場合と、海外在住者が日本のFX口座で取引する場合とでは、税率が変わってきます。

下の表は、日本在住者と海外在住者が日本のFX口座を利用した場合の税制と税率の違いをまとめたものです。

日本在住者海外在住者
課税制度申告分離課税総合課税
税率一律20.315%累進課税(最大50%)
税制と税率の違い

日本在住の方が日本の証券口座で取引する場合、課税制度は『申告分離課税』になります。

一方で、海外在住者が日本の証券口座を利用した場合は、課税制度が『総合課税』に変わります。

総合課税とは、日本円の給料や不動産所得・アフィリエイト所得等と、FXの利益を全て合算した所得に税率がかかるものです。

また税率は累進課税に変わり、利益が出れば出るだけ税率もアップする『累進課税制度』になります。

納税は確定申告を通して行うので、海外在住の方で日本の証券会社を利用している方は、課税制度や税率の変更にお気をつけください。

② 海外の証券会社のFX口座を利用している場合

では、日本の非居住者が海外のFX口座を利用した場合はどうでしょうか?

日本の非居住者が海外のFX口座を利用して利益が出た場合、これは『現地(海外)で発生した所得』とみなされます。

つまり『納税は現在お住まいの国のルールに従ってください』ということです。

各国の納税方法については、現地で働かれている日本人税理士さんにお伺いするのが一番安心な方法になります。

 海外の証券会社のFX口座を利用している場合の税率

下の表は、日本在住者が海外のFX口座を利用する場合と、非居住者が海外のFX口座を利用する場合の税率をまとめた表です。

日本在住者海外在住者
課税制度総合課税在住国の税制による
税率累進課税(最大50%)在住国の税率による
税制と税率の違い

課税制度・税率ともに、現在お住まいの国の税制によります。

まずはGoogleで『〇〇(国名)FX 税金』と調べてみることから始めましょう。

もしなかなかヒットしない場合は『〇〇(国名) 税理士』と検索し、現地在住の税理士さんに電話で問い合わせてみてください。

リク

「実際に私もタイに駐在していた時は、タイ在住の税理士さんに電話で相談させてもらい、納税の方法についてすべて教えてもらいましたよ!」

海外在住者がFXで節税する方法

ここまで、日本の証券口座を利用する場合と、海外の証券口座を利用する場合の税制・税率の違いを解説してきました。

後に、海外在住者がFXにかかる税金を抑える方法について解説します。

  1. キャピタルゲイン非課税の国に住む
  2. 現住国の税制を理解した上で海外口座で取引する

こうした対策が挙げられます。 1つずつ解説します。

① キャピタルゲイン非課税の国に住む

『これから海外に住んでFXで生計を立てよう!』と思っている方は、まずはご自身がお住まいの国の税制を調べましょう。

もしFXの利益に税金がかかる場合、キャピタルゲイン課税(=売買差益への課税)がゼロの国に移住してしまうという節税方法があります。

キャピタルゲインゼロの国は、シンガポールや香港・ニュージーランド等です。

FXで継続的・安定的に利益を生み出せる方は、上のような国に移住すれば一切税金の心配をせずにFXに集中することが可能です。

② 現住国の税制を理解した上で海外口座で取引する

①の方法は身軽に住む国を変えられる人には可能ですが、多くの人はそんな簡単に住む場所は変えられないでしょう。

海外在住者が日本の証券口座を利用した場合、最大50%の税金がかかることは既にご説明しました。

まずは現地の税制を確認し、日本と比べてどちらが税率的に有利か確かめてみましょう。

もし日本の累進課税(最大50%)よりも現住国の税率の方が有利なら、海外のFX口座を開設して取引をスタートした方が税金的には有利です。

日本はかなり税負担が重いので、海外口座で取引して現地に納税する方が、税金は安く済むことが多いです。

【まとめ】海外在住者のFXと税金

海外在住者のFXと税金について、いかがでしたでしょうか?

特に海外在住で海外FX口座を使っている場合、税制や税率が国によってちがうため、統一的な解決策があるわけではありません。

もし税金に心配になったら、現地在住の日本人税理士さんに聞いてみるのが一番簡単ですよ!

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なお、海外在住のFXに関する情報は上の記事にまとめているので、続けて読んでみてくださいね。

それでは、本日の内容を簡単にまとめておきます!

まとめ
  • 海外在住の場合、FXの利益にかかる税金は日本のFX口座を業者を使っているか、もしくは海外のFX口座を業者を使っているかでまず分かれる。
  • 日本の証券口座を使っている場合は、日本で確定申告をして納税する。
  • 海外のFX口座を使っている場合は、在住国の税制・税率にしたがって納税する。
  • もしわからないことがあれば、現地在住の日本人税理士さんに聞いてみるのが簡単。

海外在住者向けのFX情報については、別の記事でもまとめています。

興味ある方は、ぜひ下の関連記事を読んでみてくださいね!

それでは、本日は以上です。

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