こういった疑問に答えていきます。
この記事は『タイ株に投資していると“SET”というワードをよく見かけるんだけど、どういう意味なんだろう?』という方向けです。
実際に私も、タイ株への投資を始めたばかりの時は『SETとかSET指数とか、よく分からないな…』と疑問に思っていました。
今回は、タイ株に3年以上投資している私が『SET』の意味について完全解説していきます!
✅この記事の内容
・SET指数の意味もあわせて解説
✅この記事を書いている人
タイ株への投資歴は3年で、現在はタイ株に250万円以上を投資しています。
それでは始めましょう!
SET(タイ証券取引所)の基礎知識
まずは『SET』の意味について解説していきます!
SETはタイ証券取引所のこと
結論から言いますと、SETとは『タイ証券取引所』のことです。
たとえば、日本には東京証券取引所があり、アメリカにはニューヨーク証券取引所がありますよね。
SETとは、日本やアメリカと同じ証券取引所の名称です。
SETは1972年に設立された証券取引所で、タイの首都・バンコクに拠点を持っています。
ちなみに、SETとは『Stock Exchange of Thailand』の頭文字をとってSETと呼ばれています!
SETとタイの株式市場
SET(タイ証券取引所)には2つの株式市場があります。
②MAI(Market for Alternative Investment)
それぞれ簡単に説明すると、メインボードとはタイの大企業の株式が取引される株式市場のことです。
MAIとは、新興企業の株式が取引される株式市場のことで、日本でいうマザーズやアメリカのナスダックにあたります。
会社の大きさに分けて、2つの株式市場が用意されています。
我々個人投資家はどちらの株式市場の銘柄も取引できますが、よりリスクの低いメインボードの銘柄を取引するのが無難ですね!
SETで取引される株式の種類
SETで取引される株式には3種類あります。
②フォーリン株(F株)
③NVDR
①のローカル株と②のフォーリン株については、皆さんには関係のない話なので忘れてしまって大丈夫です。
ローカル株は、外国人は購入することが出来ますが配当が貰えません。
またフォーリン株は市場の流動性が低く、思い通りの取引が出来ない可能性があります。
『我々外国人は「NVDR」という種類の株を購入するんだな』と覚えておけばOKです!
SETの取引可能時間
SETには、日本や世界の株式市場と同様に取引時間が設定されています。
時間外の取引は出来ません。
後場 14:30~16:30(日本時間16:30~18:30)
上記の時間のみ、タイの株式市場(SET)はオープンしています。
またSETは平日のみオープンしており、土日・祝日はお休みです。
SET指数の意味を解説
SETというワードに加えて、もう1つ覚えておくべきなのが『SET指数』です。
SET指数についても、詳しく解説していきます!
タイの株価指数=SET指数
『SET指数』とは、タイの株価指数の名前です。
日本でいえば日経平均株価、アメリカでいえばダウ平均株価にあたります。
SET指数の値動きがタイの景気の良し悪しを表していると言えますね!
SET指数は1975年4月30日を基準日としており、その日の時価総額を100ポイントとして計算されています。
SET指数のチャート
実際にSET指数のチャートを見てみましょう。
上の写真は、2020年5月15日時点でのSET指数のチャートです。
SET指数は現在、1,280ポイント付近にいることが分かります。
ちなみに、直近で株価が大きく下落しているのですが、これが2020年に2~3月に発生した『コロナショック』による株価暴落です。
タイの株価指数である『SET指数』も、コロナショックによって大きく下落したことが分かります。
SETの意味を分かりやすく解説:まとめ
SETとSET指数について、理解は深まりましたでしょうか?
最後に、SETについてまとめておきます!
・SETにはメインボードとMAIの2種類の株式市場がある。
・我々日本人はNDVRという株を購入する。
・SETは取引時間に制限がある。
・SET指数を見ればタイの景気の良し悪しが分かる。
この5つを理解しておけば、タイ株式投資の基礎を取得したと言って問題ないでしょう。
タイ株については、下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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それでは、本日は以上です!
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