タイ株に投資したい、もしくはすでにタイ株に投資している方の中には、どのようにタイ株を運用していくべきか悩んでいる方もいると思います。
この記事では、タイ株の運用方法を2つの利益に分けて、順番に解説していきます。
・タイ株でインカムゲイン(配当収入)を狙う方法
・タイ株でキャピタルゲイン(売買差益)を狙う方法
・インカムゲインとキャピタルゲインのそれぞれのメリットとデメリットを解説
私はタイに3年間駐在した経験があり、駐在期間中にタイ株を始めました。
タイ株への投資歴は3年で、現在はタイ株で300万円近くを運用しています。
タイ株でインカムゲインを狙う
タイ株に限らずですが、株式投資で利益を得るには2パターンしかありません。
① インカムゲイン(配当収入)を狙う
② キャピタルゲイン(売買差益)を狙う
まず最初に、タイ株でインカムゲイン(配当収入)を狙う投資戦略について解説していきます。
インカムゲインを狙うためには『タイの高配当株に投資する』ことが王道です。
詳しく見ていきましょう。
インカムゲインを狙う理由
インカムゲインとは、株式に投資することで得られる配当金のことを言います。
タイ株でインカムゲインを狙う理由は、タイで配当金という不労所得を得られるからです。
『タイで不労所得を得たい』という方にとっては、タイ株に投資してインカムゲインを狙うのが最も簡単な方法だと思います。
なぜなら、タイ株の中には配当利回りが3%を超える高配当銘柄がたくさんあるからです。
タイ株でインカムゲインを狙うのは、王道的な投資戦略だと言えます。
インカムゲインを狙う方法
① 証券口座を開設する
② タイ株の高配当銘柄を選ぶ
③ 実際に購入する
インカムゲインを狙うメリットとデメリット
タイ株の高配当銘柄に投資してインカムゲインを狙う際に、知っておくメリットとデメリットを解説します。
インカムゲインを狙うメリットは、下の通りです。
〈インカムゲインを狙うメリット〉
・配当金という不労所得が定期的に入ってくるようになる
・あくまで配当金目当てのため、株価を気にする必要がない
・配当金を再投資することで、福利の恩恵を受けられる
〈インカムゲインを狙うデメリット〉
・投資金額に対して3〜5%の配当金を得られるが、資産が増えるスピードはゆっくり。
・株価が下落する局面でも忍耐強く株を保有しないといけない。
・タイ国内ではインカムゲインに10%課税される。
利確も損切もせず、地道に元本を大きくして受け取る配当金の額を大きくしていくのが、インカムゲインを狙う投資法です。
定期的に不労所得を受け取れるのが最大のメリットですが、資産が増えるスピードはそこまで早くなく、元手が大きければ大きいほど有利な投資法です。
長期的に資産形成をしていきたい投資家にとって、インカムゲイン狙いの投資は向いているでしょう。
以上が、タイ株でインカムゲインを狙う具体的な方法とメリット・デメリットになります。
タイ株でキャピタルゲインを狙う
続いて、タイ株でキャピタルゲインを狙う方法を解説していきます。
キャピタルゲインとは、株の売買によって発生する差益のことを言います。
詳しく見ていきましょう。
キャピタルゲインを狙う理由
キャピタルゲインを狙う理由は『大きな利益を上げる』ためです。
なぜなら、キャピタルゲインを狙った投資はインカムゲインに比べて、一回の取引で数倍・数十倍に資金が増える可能性があるからです。
たとえば、1株300バーツで購入した株が600バーツに値上がりしたら、その時点で資金が2倍になったことになります。
また、タイ国内で発生したキャピタルゲインには税金がかかりません。
上の例でいえば、利益の300バーツには1バーツも税金がかからないので、600バーツをまるっと自分のものにすることができます。
タイ株の税金については、タイ株の税金について解説【キャピタルゲイン・インカムゲイン】という記事も参考にしてみてください。
キャピタルゲインを狙う方法
キャピタルゲインは、株価が値上がりすることで初めて利益になります。
つまり、キャピタルゲインを狙うには『値上がりしそうな株を買う』こと以外に方法はありません。
値上がりしそうな株とは、今後の成長が期待され、着実に利益を積み上げていけそうな銘柄です。
たとえばですが、今後も成長が見込めそうな銘柄については下の記事でまとめています。
① タイ株のおすすめ3銘柄をご紹介【成長性あり・2020年最新版】
② 【タイ株】コロナ禍でも株価が上昇した1銘柄【イチタン・グループ】
参考にして頂いて、ぜひ今後の取引に活かしてみてください。
キャピタルゲインを狙うメリット・デメリット
キャピタルゲインを狙うメリットとデメリットについても見ておきましょう。
まず、キャピタルゲインを狙うメリットは下の通りです。
〈キャピタルゲインを狙うメリット〉
・一度の取引で大きな利益を得られる可能性がある。
・しっかり損切ができれば長期間含み損に耐える必要はない。
・タイ国内で発生したキャピタルゲインは非課税。
〈キャピタルゲインを狙うデメリット〉
・大きな利益を狙う分、大きな損失の可能性も受け入れる必要がある。
・株を買うタイミングを計らないといけない等、インカムゲイン狙いの投資に比べて難易度が高い。
・毎日の株価の値動きが気になってしまう。
筆者のタイ株の投資戦略
この記事を書いている私自身は、キャピタルゲイン狙いの投資戦略を取っています。
なぜなら、私の現在の投資資金ではインカムゲイン狙いの投資はあまりに効率が悪いからです。
すでに書いた通り、インカムゲインは元手が大きければ大きいほど恩恵を受けやすいです。
たとえば、1億円もっている人が利回り3%の株に投資すれば年300万円の配当金を受け取れます。
しかし、元手が100万円しかなければ受け取れる配当金は3万円だけです。
① 元手は90万バーツ(約300万円)
② 投資するのは最大で3銘柄まで
③ 購入した株価の数倍~10倍程度を狙っていく
タイ株への投資戦略を2つ解説:まとめ
タイ株への投資戦略、いかがでしたでしょうか?
最後に簡単にまとめておきます!
・タイ株の投資戦略は、インカムゲイン狙いの投資とキャピタルゲイン狙いの投資の2つがある。
・インカムゲイン狙いの投資は、タイの高配当株に投資して配当金を受け取る方法が王道。
・キャピタルゲイン狙いの投資は、今後の成長が期待できそうなタイ株銘柄に投資して値上がり益を狙っていく。