・FXで借金してしまう原因と理由
・FXで絶対に借金しない方法を解説
私はFX歴3年で、普段は海外の証券口座を利用して取引しています。
現在は株式とFX、合わせて600万円程を運用しています。
FXで借金する理由
Googleで『FX 借金』と検索すると、恐ろしい動画やWebサイトがたくさん出てきますよね。
中には数千万円の借金を抱えている人もいるようです。
まずはどうしてFXで借金してしまうのか、その理由を明確にしておきます。
FXで借金する理由
結論からお伝えします。
FXで借金してしまう理由は、日本の証券会社が『追証(おいしょう)』というシステムを採用しているからです。
追証というシステムがあるため、FXで借金してしまう可能性があります。
日本の証券会社が独自に採用しているシステムであり、これは海外のFX業者は採用していません。
『追証』というシステムについて、詳しく見ていきましょう。
FXで借金を招く『追証』
『追証』とは、省略せずに書くと『追加で証拠金を入金すること』です。
証拠金とは、元手としてFX口座に入金したお金のことをいいます。
取引で利益が出れば証拠金は増えますし、損失が出れば証拠金は減っていきます。
〈追証とは?〉
通常、FX取引を行う際に証拠金をFX会社(証券会社)に預けて取引を行いますが、この証拠金が取引損失等により一定以上減ってしまうとFX会社から証拠金の追加入金を求められます。これが追証です。
たとえば想定以上に損失が大きくなってしまったとき、証拠金が0を通り越してマイナスになってしまう場合があります。
このマイナスになってしまった分を『追証』として、FX口座に追加で入金する必要があります。
もしこのマイナスが数百万円・数千万円単位の場合、自分の力だけでは払うことが出来ない人もいますよね。
この『追証』を支払うために借金をすることから、『FXで借金をしました』という話が出てくるのです。
FXで損切りはとても重要
投資の勉強をし始めた人は、『損切り』というワードを何回も聞いたことがあると思います。
FXでは、自分が取ったポジション(買い or 売り)と反対方向にレートが動いた時のために、損を確定させるためのラインを設定します。
実際に損を確定させることを『損切り』と呼び、損を確定させるラインのことを『損切ライン』と呼んでいます。
損切りはFXにおいて非常に重要で、損切りができないと大きな損失を被ることになります。
下の画像は、2020年7月21日現在のドル円の日足チャートになります。
(※画像をクリックすると拡大表示できます。)
赤い矢印のところ、一回大きく下げてから今度は大きく上昇していますよね。
チャートは普段から上下に動くものですが、矢印部分の動きの大きさはかなり異常であることが分かると思います。
これはコロナウイルスのニュースが世界を駆け巡った2月から3月の、たった1ヶ月の間に起きた値動きです。
こういった荒い値動きの時こそ、しっかりと損切りラインを設定していないと大やけどをしてしまうので『損切り』は非常に重要です。
FXで損切が効かない場合
あるラインに来たら損切りするようにあらかじめ損切ラインを設定しておけば良いのですが、その損切りが効かない場合もあります。
損切りが効かないときとは、『相場が大きく変動した』ときです。
もう一度、先ほどのドル円のチャートを見てみましょう。
下の画像の矢印のところに、ローソク足とローソク足の間に空白があるのが分かりますよね。
この空白のことをFXでは『窓』と呼んでおり、『窓』は急に相場が上昇・下落した時や、休日明けの月曜日によく発生します。
窓を開けている部分、もう少し拡大して1時間足のチャートで見ていきましょう!
大きな窓が開いてますよね。
窓が開いているということは、レートが飛んでいるということです。
ここで、あなたが実際にFXトレーダーとして上の写真の場面で取引していたと仮定します。
まず『ここからドル円は上昇していくだろう!』と考えて、青色の矢印の場所で買いエントリーをしたとしましょう。
予想に反してレートが下落したときのために、赤色の損切りラインを設定しておきました。
しかしズルズルとレートは下がっていき、突然『窓』を開けてレートが下に飛んだとします。
この時、自分で設定した赤い『損切ライン』で損失は確定するのでしょうか?
答えは、残念ながら赤い損切りラインでは損失は確定しません。
損切ラインとしていた場所よりさらに下、赤い矢印の場所で損失が確定します。
FXは、そのレートで売りたい人と買いたい人の注文が合致して初めて値がつきます。
あなたは買いでエントリーしていたので、損切りラインであなたは反対の売り注文を出すことになります。
しかし今回の場合は急に相場が変動して下降したため、買い注文が見つからずあなたの売り注文は無効になりました。
そして、強制的に赤い矢印の場所で売り注文が確定しまったのです。
これが実際によくある『FXで損切りが効かない』という例になります。
損切りが効かないと追証を払うこともある
上の写真のパターンではレートが窓を開けて下落し、損切りラインのさらに下で損失が確定してしまいました。
つまり、損失が想定よりもさらに大きくなってしまったということです。
今回はそこまで大きな窓ではありませんでしたが、さらに大きな窓が開く場合もあります。
さらに大きな窓が開いた場合は証拠金がマイナスになり、追証を払わないといけないようなケースもあるのです。
ここまでの話を、いったんまとめておきましょう。
① FXで借金をするのは『追証』という日本の証券会社独自のシステムがあるから。
② 『追証』とは証拠金がマイナスになってしまったために、追加で証拠金を入金すること。
③ 損切りを設定していても、急な相場の変動で損切りが効かない場合もある。
④ 損切が効かない場合に証拠金がマイナスになり、追証を払わなければならなくなる。
⑤ 数百万円・数千万円の追証をすぐに払うことは難しく、借金をしてしまう。
FXで絶対に借金しない方法
ここまで、実際の例を用いながらFXで借金をする理由について説明してきました。
ここからは、FXで絶対に借金しない方法について解説します。
とても簡単な方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。
海外のFX口座を利用すればよい
結論から言いますと、海外のFX口座を利用すればFXで借金することは絶対にありません。
なぜなら『追証』とは日本の証券会社独特のルールであり、海外の証券会社には追証は無いからです。
海外の証券会社は『ゼロカットシステム』というものを採用しています。
ゼロカットシステムとは日本語に直すと『追証なし』で、たとえ証拠金がマイナスになっても必ず0にリセットされるのです。
海外FXを利用する理由
FXを長く続けている人はもちろん、これからFXを始めたいという人には特に海外口座がおすすめです。
なぜならFXを始めてすぐの場合は資金も少なく、証拠金が0になってしまうことも少なくないからです。
実際に私も何度が証拠金を0にしてきましたが、海外口座を使っているので追証も借金も経験したことがありません。
海外のFX口座を利用していれば、ゼロカットシステムによって借金をすることなど120%ありえません。
海外のFXの口座であれば、借金のことなど無視して安心した取引が可能なのです。
海外FXのメリット・デメリット
もちろん、海外のFX口座にも手数料や税金などのデメリットもあります。
海外FXのメリット・デメリットについては、以下の記事さらに詳しく解説しています。
悩んでいる人 海外のFX口座に興味があり、海外FXの情報を集めています。海外のFX口座を利用した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか? こういった疑問を解決します。 […]
しかし、上の記事で紹介しているようなデメリットがあっても私は海外FX口座を利用しています。
なぜなら、あらかじめ『証拠金がマイナスになって追証を払う』というリスクを排除して取引できるからです。
FXはメンタルが非常に大切であり、なるべくマイナスの心理につながる不安やリスクは抱えたくありません。
もし安心してFXの取引したいという方には、海外のFX口座をおすすめします。
特に海外のFX口座は、口座を開設するだけで最大20,000円を受け取ることができます。
悩んでいる人 海外FX口座の中でも、口座開設ボーナスをもらえる業者で口座開設してトレードを始めたいです。口座開設ボーナスをもらえる、おすすめの海外FX業者をまとめて教えてください! こういった疑問を解決し[…]
受け取ったボーナスですぐに取引を始めることができるので、『1円も自分のお金を使わずにFXを始めたい』という方は、ぜひ海外FXの口座を開設してみてくださいね。
FXで借金する理由と絶対に借金しない方法:まとめ
FXで借金をする理由と追証や借金を回避する方法について、いかがでしたでしょうか?
FXで借金するメカニズムと、それを防ぐ方法について理解して頂けたら幸いです。
最後に簡単にまとめておきます!
① FXで借金をする可能性があるのは、日本の証券口座を利用している方だけ。
② 日本の証券口座の場合、相場の急変動によって損切りが効かず追証を払わないといけないことがある。
③ 海外のFX口座はゼロカットシステム(追証なし)を採用している。
④ 海外のFX口座を利用すれば借金をする可能性はゼロ。