このような疑問を解決します。
この記事は『株式投資を始めたけど、チャートの見方が全然分からない….』という方向けです。
実際に私も株式投資を始めたばかりの時は『なんだこの棒が集まったグラフみたいなものは…』と不思議に思った経験があります。
現在では3年以上、株や為替のチャートを見てきた私が『チャートの見方』を完全解説していきます!
✅この記事の内容
・チャートの基礎知識を解説
・チャートを分析する際のポイントを3つ解説
私は、株式投資とFXを3年以上続けており、現在は500万円以上を運用しています。
趣味はチャート分析と言えるほど、毎日必ず株や為替のチャートを見ています。
チャート分析の基礎知識
株式投資を新たに始めた方の中には、チャートも見ずに株を購入している方がいらっしゃいます。
私の中では、それは非常に勿体ないです。
なぜなら、チャートを見ずに取引することは、地図も持たずに未知の国を旅行するようなものだからです。
チャートを見ることで、自分自身の立ち位置を確認することができます。
まずはチャートの基礎知識から見ていきましょう!
チャート=価格をグラフ化したもの
『チャート分析』を始める前に、そもそもチャートとは何なのか見ておきましょう。
チャートとは1日、1週間、1ヶ月といった期間の株価をグラフ化して見やすくしたものです。 ただ、株価を見ただけでは、安いか、高いかを判断できません。 そんなときに参考として用いられます。 また、相場のトレンドや過熱状態等を捉えるために活用することもできます。
–日興証券HPより
これが『チャート』という言葉の意味です。
要するに『株価や為替の値段を見やすいようにグラフ化したもの』ということですね!
もっと簡単に説明するために、実際のチャートを見てみましょう。
実際の株価チャート
今回は、タイの株価指数である『SET指数』のチャートを持ってきてみました。
何やら赤い棒や緑色の棒が入り混じっていますね。
この棒の名前は『ローソク足』といって、株価や為替の値動きを棒状にして表してくれています。
ローソク足が連続していることで、これまでの値動きが一目でわかるようになっています。
SET指数のチャートも、緑色のローソク足が連続することで上昇したり、赤色のローソク足が連続することで下降してしたりしています。
これが実際の『チャート』の正体です!
チャートを分析する3つの方法
チャートの基礎知識をインプットしたところで、実際にチャートを分析してみましょう!
私自身が実際にチャートを分析する際に使っているのは、下の3つの方法です。
① ローソク足を見る
② 『節目のライン』を見る
③ 移動平均線を見る
順番に解説していきます!
① ローソク足を見る
まず最初に、『ローソク足』の見方について解説します。
私はまずチャートを開いたら、真っ先にこのローソク足の形状に着目します。
これは、タイの株価指数である『SET指数』の月足チャートです。
『月足』とは、棒状のローソク足1本が1ヶ月の値動きを示しています。
赤色のローソク足は『陰線(いんせん)』と言って、価格が下落したことを表しています。
反対に緑色は『陽線(ようせん)』と言って、価格が上昇したことを表しています。
2020年に入って以降、大きな赤色の陰線が3本出ているのが分かるのではないでしょうか。
これが『コロナショックによる株価暴落』を表しています。
赤色の陰線が続いている、ということは株が売られに売られまくっている、という状態なのです。
ローソク足を見ると『買いが強いのか?売りが強いのか?』一目で分かるようになっています。
② 『節目のライン』を見る
ローソク足の見方が分かったら、続いて『節目のライン』をチェックしていきましょう。
『節目のライン』というのは、チャートを見ている投資家みんなが意識しているライン、という意味です。
世間では『レジスタンスライン』や『サポートライン』とも呼ばれたりします。
多くの投資家が意識しているラインでは、その場所で買いや売りが集まりやすくなります。
こちらは、タイの株価指数(SET指数)の週足チャートになります。
青い矢印が置かれている点、このラインで2回もローソク足がはじき返されて上昇しているのが分かりますよね。
これが投資家の多くが意識している『節目のライン』なのです。


こうしたラインを引くことで、今後の大まかな予想を立てることができるようになります!
③ 移動平均線を見る
節目のラインもチェックしたら、最後に『移動平均線』を確認しましょう。
移動平均線とはその名の通り『移動する平均線』のことです。
こちらは、先ほど使用したタイ株式指数のチャートに2本(緑色と赤色)の移動平均線を表示させてものです。
移動平均線とは何を平均しているかというと、ある決められた期間の価格の平均を取っています。
このチャートの移動平均線は、緑色が50ヶ月・赤色が200ヶ月の期間の価格の平均を表しています。
価格の平均値が上がっていけば移動平均線も上昇し、価格の平均値が下がっていけば移動平均線も下降します。
緑色の移動平均線は下降気味である=50ヶ月の価格の平均値が下がってきている
赤色の移動平均線は上昇している=200ヶ月の価格の平均値は上がっている
そのため、この移動平均線も売買のサインとして意識されることが多いのです。
先ほどの移動平均線を表示させて、月足チャートを拡大してみました。
青い矢印のところ、上向きの赤い移動平均線でピッタリ陰線が止まり、次に緑色の陽線が出ていますよね。
これまもた、多くの投資家が『この移動平均線を起点に上昇に転じるだろう!』と思い、たくさんの買いが入った結果です。
チャート分析をする際は、この移動平均線の位置もしっかり確認しておくことが大切です。
チャートを分析する3つの方法:まとめ
チャートを分析する3つの方法はいかがでしたでしょうか?
最後に、チャート分析の方法について簡単にまとめておきます!
①ローソク足を見る(売り・買いのどちらが強いのか確認)
②節目のラインを見る(売り買いの攻防が起きるラインを確認)
③移動平均線を見る(過去の決められた期間の売り買いの強さを確認)