
こういった悩みを解決します。
私はサラリーマンとして働いていたとき、3年間タイに駐在した経験があります。
当時は独身でしたので、3年間1人で海外駐在員として働いていました。
・独身の海外駐在員が寂しさを感じる理由を解説
・独身の海外駐在員が寂しさを和らげる方法を解説
それでは始めましょう!
独身の海外駐在員は寂しさを感じやすい
独身の海外駐在員は、孤独感や寂しさを感じても無理はありません。
なぜなら、海外という異国の地で1人で頑張るのは結構辛いものだからです。
それは私自身も3年間、独身という身でタイに3年間駐在した経験があるのでよく分かります。
結論から言うと、独身の海外駐在員が孤独感や寂しさを感じる理由は以下の3つです。
① 駐在地で会う人が限定される
② 駐在地と日本の仕事の違いとプレッシャー
③ 人生やキャリアについて相談する人がいない
① 駐在地で会う人が限定される
駐在先のオフィスにいる日本人スタッフの数は、場所にもよりますが数人~数十人という場合が多いです。
日本で働くよりも圧倒的にコミュニティーが狭くなり、会う人が限られます。
① 駐在している日本人の数が少ない
② 年齢が近い駐在員が他にいない
③ 業務で接する他の駐在員と性格が合わない
このような環境の場合は、特に孤独感を感じるかもしれません。
現地でコミュニティーを作るのは難しい
場所によっては、現地在住の日本人だけを集めた飲み会等も開かれています。
社交的な人であれば問題ないかもしれませんが、新しく人間関係をつくるのが面倒だと感じる人にとってはあまり魅力的ではありません。
また、駐在員は駐在員だけで固まって行動しがちです。
社外のコミュニティーが広がりにくいことも、駐在員にとっては孤独感や寂しさを生み出す原因になってしまいます。
② 駐在地と日本の仕事の違いとプレッシャー
日本と海外では、仕事の仕方が大きく変わります。
海外駐在員の仕事は現地のマネジメント業務に加えて、日本へプロジェクトの進捗状況も随時報告する必要があります。
駐在員は『日本の本社と現地の板挟み』のようなポジションで仕事を進めないといけないのです。
日本からのプレッシャー
もしプロジェクトの進捗状況が悪ければ、日本側への遅延理由の説明は必須です。
日本にいるスタッフの中には現地のことを全く考えずに、かなり厳しい目標や予算を伝えてくる方もいます。

③ 人生やキャリアについて相談する人がいない
これは、私自身が最も苦しんだパターンです。
海外駐在になると、日本にいたときに比べて『1人の時間』が増えます。
海外は日本人の数が少なくなるので付き合いの場の数も減り、土日に友人たちと大人数でワイワイしたりすることも少なくなります。
すると、自分の人生や今後のキャリアについて考えるようになり、だんだん価値観が変わっていきます。
人に相談できない孤独感
価値観が変わると『これは自分がもともと歩みたかった人生だったのだろうか….』とか『今の会社にずっといて良いのだろうか…』といった悩みも出てきます。
現地で人生やキャリアについて話が気軽にできる友人がいれば問題ありません。
しかし、もし気軽に相談できる存在がいないと自分ひとりで考え込んでしまいます。
結果として、人に悩みを話せないことで孤独感や寂しさを感じるようになってしまうのです。
【まとめ】独身の海外駐在は寂しさを感じて当然
ここまで、独身の海外駐在員が孤独感や寂しさを感じてしまうケースについて例を挙げてきました。
① 駐在地で会う人が限定される
② 駐在地と日本の仕事の違いとプレッシャー
③ 人生やキャリアについて相談する人がいない
駐在特有の環境が、独身の海外駐在員の心に孤独感や寂しさを与えています。
独身の海外駐在員は、孤独感や寂しさを感じて当たり前の環境にいるということです。
ここからは、独身駐在員の方が孤独感や寂しさをどのように和らげていくのか、私が実際に利用した方法も踏まえながら解説していきます。
【実体験】独身の海外駐在員が寂しさを和らげる方法
独身の海外駐在員の方が感じる寂しさを、どのようにして和らげていくか解説します。
結論として、独身の海外駐在員が寂しさを和らげる方法は以下の2つです。
① 悩みの相談ができる人をなるべく早く見つける
② SNSで情報を発信してみる
① 悩みの相談ができる人をなるべく早く見つける
まずは、自分の悩みや不満を聞いてくれる人を見つけましょう。
なぜなら、自分の悩みや不安を口にするだけで心が数倍も楽になるからです。
自分の悩みや不満を聞いてくれる人は、現地で見つけなくても問題ありません。
日本にいる家族や恋人・会社の同期等と、たまには電話で話す時間を取ってみましょう。
駐在先での悩みや不満が全て吹き飛ぶわけではないですが、良い気分転換になり気持ちが楽になります!
生き方やキャリアの悩みを解決する方法
もし海外駐在中に、自分の生き方やキャリアのことについて悩みが生まれたら、転職エージェントの方と話をしてみましょう。
今すぐに転職するつもりはないという方であっても、人生相談のような形で話し相手になってくれるのが転職エージェントです。
無料で何回でも話を聞いてくれるので、『とにかく話し相手がほしい…』という方にもおすすめできます。
実際に私も転職するつもりは全くなかったのですが、たとえば『ビズリーチ』といった転職サービスに登録し、転職エージェントの方に何回も話を聞いてもらっていました。
転職の相談というより、カウンセリングに近い形で相談に乗ってもらっていたのですが、やはり人と話をするとかなり心が楽になります。
今後のキャリアに悩んでいる方はもちろん、転職するつもりは今のところ無いよ、という方もぜひ試しに利用してみてください。
② SNSで情報を発信してみる
SNSを始めてみると、自然と現地で友人ができることもあります。
現在では、世界各国にいる多くの日本人の方々がSNSで情報を発信しています。
たとえば、Twitterで『マレーシア駐在』と検索してみると、マレーシアで働く駐在員の方たちのアカウントが出てきます。
SNSを使うことで、オンライン上で他の駐在員の方々とつながることが可能です。
また、オンラインのつながりがオフラインに広がることもあります。
ただし『アカウントを作ってあとはただ見るだけ』では何も始まりません。
自分から情報を発信していくことで初めて、オンライン上での交友関係が広がっていきます。
どんな情報をSNSで発信するべきか
SNSをやるなら、匿名アカウントで問題ありません。
駐在経験を通して学んだことや現地の方に聞いたお得な情報など、その国ならではの情報を発信してみましょう。
すると、それを見て有益だと思った方々からフォローしてもらうことが出来るようになります。
オンライン上で仲良くなった方とは、実際に会ってみても良いかもしれません。
私もタイ駐在中に始めたTwitterを通して、実際にお会いしてお話できるようになった方が何人もいます。
SNSでの発信を通して『海外で頑張っているのは自分は1人じゃない!』と知ることができるので、自然と前向きな気持ちになることが出来ますよ!
独身の海外駐在員が感じる寂しさと解決方法:まとめ
独身の海外駐在員が感じる寂しさと解決方法、いかがでしたでしょうか?
『なんとなく寂しさを感じているけど、どうしたらよいのか分からない…』という独身駐在員の方のお役に立てていたら嬉しいです。
最後に、内容を簡単にまとめておきますね!
① 独身の海外駐在員が寂しさを感じるのはごく自然なこと。
② 駐在地でのプレッシャーや悩み・不安を相談できない海外駐在員は多い。
③ 悩みによっては日本にいる家族・友人、また『ビズリーチ』や『キャリアカーバー』に登録して転職エージェントに相談してみる。
④ SNSで情報発信を始めると、自然と現地在住の日本人との間でコミュニティーができる。
海外駐在員の方の中には、あまりに自分を追い詰めてしまいうつ病になってしまう方もいます。
精神的に壊れてしまう前に、自分の悩みを打ち明けられる友人やコミュニティーを見つけておきましょう。
本当に辛い時は、絶対に1人で抱えこまずに誰かに頼りましょうね。
それでは、本日は以上です!
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